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オーストラリアン・ラブラドゥードルのサイズ3種類|サイズが違うだけじゃない

オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)が飼ってみたい。けれども、マンションに住んでいる方も多く、飼い犬のサイズに制限がある場合も多いと思います。ここでは、日本の家屋環境の関係から、よく質問されるALのサイズについて紹介します。初めて犬と暮らされる方は、サイズによってどんな違いがあるかも知りたいと思います。この記事を読んで、ALのサイズ感や選び方を確認していきましょう! この記事は、ニチイ学館でオーストラリアン・ラブラドゥードルの事業を管轄し、自身も10歳のオーストラリアン・ラブラドゥードルと暮らす原田がお伝えします。

オーストラリアン・ラブラドゥードル|サイズの種類は3種類、そのサイズ感は?

オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)のサイズは3種類あります。
小さい方から、ミニチュア、ミディアム、スタンダードです。

犬のサイズの表現について

実際の大きさの説明に入る前に、犬の大きさを表現する方法を説明します。既にご存じの方は、この項は飛ばしてください。

犬の体の大きさを表すのによく「体高」や「体長」という言葉が使われます。以下の図に示すとおり、犬の「体高」とは、犬の縦の高さのことで、前足の付け根から首の後ろの高さを言います。また「体長」とは、犬の横の長さのことで、胸からお尻の先までの長さを言います。

【サイズの測り方】

ALのサイズ3種類

それでは、オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)の3種類のサイズについて説明します。
3つのサイズ、ミニチュア、ミディアム、スタンダードの体高や体重、特徴は以下のとおりです。

■Miniature(ミニチュア)
体高:35cm~42cm程度
体重:7~12kg程度
ミニチュアという呼び名から、小型犬を想像しがちですが、実際は柴犬くらいの大きさです。横に立ったイメージとしては、犬の顔が膝の位置かそれ以下くらいの大きさです。

■Medium(ミディアム)
体高:42cm~52cm程度
体重:13~20kg程度
ミディアムは、ミニチュアを一回り大きくした大きさになります。横に立ったイメージとしては、膝より上に犬の顔がきている大きさです。

■Standard(スタンダード)
体高:52cm~62cm程度
体重:23~30kg程度
おおよそ、ラブラドール・レトリバーくらいの大きさになります。横に立ったイメージとしては、腰下に犬の顔が来ている大きさです。

ただし、あくまで生き物なので、大きさにはグラデーションがあります。小さめのミニチュアや、大きめのスタンダード、成長によってはサイズに満たないケースや逆にサイズをオーバーしてしまう子もいます。

<参考イメージ>サイズの比較

オーストラリアン・ラブラドゥードル 希望のサイズの子を見つける方法

ここでは、サイズ選びの中で希望のサイズのALに出会う、または希望のサイズに成長する仔犬を見つけるヒントをご紹介します。

先に結論からいうと、ポイントは、両親犬のサイズです。この答えで、ほとんどの人は理解できると思いますが、小さい親からは小さな子が生まれる可能性が高いということです。

実際に、オーストラリアン・ラブラドゥードルのマッチングサイト(※)には、親犬の情報が記載されています(赤枠)。サイズ選びの参考になります。

※マッチングサイトとは?:レイクウッズガーデンが主宰するオーストラリアン・ラブラドゥードルの抽選販売サイトです。まず、下記から登録が必要です。
マッチングサイト登録ページ

マッチングサイト記載場所

オーストラリアン・ラブラドゥードル サイズによってこんなに違う生活

サイズが違うと、それによって、生活にもいろいろな違いが出てきます。例えば、性格、飼育費用、遊び場、一緒に遊ぶ犬、運動量などです。以下、1つ1つ詳しくご説明します。

性格の違い 

大きさによる性格の違いですが、やはり大きい方が賢く大人しい傾向があります。使役犬(セラピー犬や介助犬)としての活躍を計画するなら、大きいサイズをおすすめします。もちろん小さくても大人しい子はいますが、比較的やんちゃな子が多いです。

飼育費用の違い

単純にフードやグッズの費用は、大きい方がかかります。その他にも、動物病院でもらうお薬も体重により量が違うため、大きい方たくさんいりますし、トリミング費用も多くのサロンが大きい方が高い値段設定になっています。

遊び場の制限

大きい方が、遊び場の制限があることがあります。

日本は住宅事情の関係で、小型犬が多いこともあり、商業施設などに併設されているドッグランなどは、小型犬のみOKのところも多いです。

ちなみに我が家はミニチュアを飼育しているので小型犬のドッグランに入ることはできますが、やはり小さな子達と遊ぶのは気を使うので、結局は、近くの屋外ドッグランか、ロングリード(30m)を使って遊ぶことが多いです。

一緒に遊ぶ遊び方の違い

少し大きめの子のネガティブな情報が続いてしまったので、ポジティブなお話しをします。

結論、ドッグスポーツなどを楽しみたいなら、大きめの子の方が向いています。

ドックスポーツの具体例としては、ディスクドッグといって飼い主が投げたフリスピーを愛犬がキャッチするスポーツや、アジリティ(障害物レース)などがあります。

ちなみに我が家のミニチュアのALは、テニスボールを取りに行って戻ってきて私に渡したり、泳いだりすることはできます。フリスピーも練習しましたが、うまくいくことはあっても投げる技術も必要なので、私は断念してしまいました。

運動量の違い

これも単純ですが、毎日の散歩などに関係してきます。

やはり大きい方が運動量は必要なので、スタンダードになると毎日のお散歩は30分~1時間程度が理想です。毎日朝晩合計で10キロ以上散歩されているオーナーさんもいます。

ちなみに我が家のミニチュア犬の場合は、平日は最低1キロ15分位で高低差は10mくらいの散歩ルートです。雨が降らない限りは、朝と晩の2回は必ず歩きます。

もう少し運動量がほしいので、天気の良い日は、庭でフリーで遊んだり、時間があるときはロングリード(30m)をもって人の少ない公園で思いっきり走らせたりしています。もちろん休日にドッグランに行くこともあります。

サイズが違うだけじゃない まとめ

オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)のサイズと、サイズの違いによる様々な生活の違いについてご説明しました。

サイズの選択は、ライフスタイルの選択と言っても過言ではありません。今回の記事を参考に大きさ選びのヒントにしていただけたらと思います。

ALに出会えるマッチングサイト

レイクウッズガーデンの抽選販売サイトでは、毎週、新しいAL達を掲載しています。どんな子がいるかのぞいてみてください。閲覧にはまずは こちら からサイト利用申込が必要です。


※ニチイ学館の犬の繁殖・販売事業、グルーミング事業は、2024年3月1日を以て、レイクウッズガーデンへ承継されました。

教えてくれた人(この記事の投稿者)

原田 一志

株式会社 レイクウッズガーデン シニアマネージャー
日本オーストラリアン・ラブラドゥードル協会 理事

約10年前より、オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)に関する事業に関わり、自身も10歳になるオーストラリアン・ラブラドゥードルと暮らしています。
介護現場での経験もあり、ALのセラピー犬としての癒しの力の必要性を感じています。
趣味は、愛犬と遊ぶことはもちろん、キャンプやジョギングなど、手軽なアウトドアが好きです。

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