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コラム

【ALオーナーインタビュー】2頭のALと生活し、ワンちゃんのパーソナルカラー診断を行う大根さん

オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)と一緒に暮らしたいけれど、ALと暮らす方はどんな生活をしているのでしょうか。ALと暮らすことでどんな楽しいこと、また大変なことが待っているのでしょうか。そんなご興味をお持ちの方に、ALオーナーの暮らしをご紹介します。今回ご紹介する大根様は、2頭のALと暮らしつつ、なんとワンちゃんのパーソナルカラー診断を行っておられます。そんな大根様に、ALとの生活やドッグパーソナルカラー診断についてお話を伺ってきました。この記事は日本オーストラリアン・ラブラドゥードル協会(ALAJ)の事務局である上原がお伝えします。

上原:本日は、2頭のALとの大根様の普段の生活や、サービスとして提供していらっしゃるドッグパーソナルカラー診断についてお話を聞かせていただければと思います。よろしくお願いいたします。

大根:よろしくお願いいたします。

ALとの生活について

上原:それでは、まずはじめにALとの出会いのエピソードから教えてください。

大根:私と主人は、小さい頃、犬を飼いたいのに飼えなかったという経緯があります。そのため、いずれ飼えればいいなと思っていました。そんな折、小学校高学年になる頃、息子たちが、犬を飼っている友達の姿を見て、「僕も飼いたい!」と言って探し始めたのがきっかけです。これから思春期に入るにあたって、犬を飼うことは、情操教育にいいのではないかと思いました。

以前からゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーなどの大型犬を飼いたいという想いがあったのですが、次男が猫アレルギーのため、毛の抜けにくいプードル系のMIX犬を探している中でオーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)のことを知りました。はじめはALなんて全く知らなかったのに、サイトで見て「なんだこの可愛い子たちは!!」と衝撃が走りましたね。そこから情報収集を進め、ひめはるの里でマッチング。その日のうちにアルバス(1頭目)を迎え入れました。

エプカ(2頭目)との出会いは、すっかりALの虜となり、今度は女の子で2頭目が欲しいなと思ったタイミングで、たまたまマッチングし、迎え入れることができました。

上原:ALとの生活が始まって、息子さんたちには変化がありましたか?

大根:多感な時期にアルバスとエプカがいてくれたことで、精神的に安定していたかなと思います。私たちと言い合いになってもアルバスとエプカが仲裁に入ってくれたり、イライラして帰ってきても、アルバスとエプカがいるだけで気持ちがリセットできたりしていたと思いますね。

上原:思春期にALはいいですね。2頭のALが、親でも他人でもない拠り所になっていたのは、息子さんたちにとって丁度良かったのかもしれませんね。

続いて、普段、アルバス君とエプカちゃんとは、どんな風に過ごされているのか教えていただけますでしょうか。

大根:日頃は、自宅から徒歩数分の都立公園でお散歩させています。時々、園内にあるドッグランでも遊ばせています。アルバスは正義感が強い性格なので、エプカを守ろうとする行動に出てしまいがちなのですが、不思議なことにAL同士だと安心して遊べるようです。

コロナ禍で主人がフルリモートワークになったので、朝晩は一緒に1時間ずつお散歩をしています。夫婦間のコミュニケーションが保てるのもアルバスとエプカのおかげですね。

上原:アルバス君とエプカちゃんは家族みんなを繋ぐ存在ですね。

大根:そうですね。特に我が家は男兄弟なので、男性陣はエプカのことをものすごく可愛がっています(笑)

上原:エプカちゃんモテモテですね(笑)まわりのワンちゃんたちとはお出かけしたりしますか?

大根:ご近所のワンちゃんたちとは、山にハイキングに行ったり、遠くのドッグランで一緒に遊んでそのまま一緒にランチをしたりなどして楽しんでいます。ALちゃんたちとは、AL限定のオフ会やALの親戚同士の集まりなどに参加して楽しんでいます。ALを飼い始めて新しい人間関係が広がりましたね。

上原:ALを飼ってから新しい世界がどんどん拡がっていますね!

大根:本当にそうです!アルバスを迎え入れた2017年は、会社員から独立して起業した年でもあったので、公私ともにこれまでの生活とはがらりと変わりました。

ワンちゃんのパーソナルカラー診断について

上原:さて、大根様は現在、お仕事で、人だけでなくワンちゃんに対するパーソナルカラー診断を行っていると思いますが、はじめたきっかけを教えていただけますでしょうか。

☝パーソナルカラー診断とは
生まれ持った肌や目、髪などの色から、似合う色を導き出す診断です。同じ色でも、合わせる色が変わると見え方が変わります。このような目の錯覚を利用して、身に着けた人を美しく見せるのが「パーソナルカラー」です。診断結果は「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」の4つに分かれます。パーソナルカラーはその人の肌や目、髪の色に調和し、その人の良さを引き立てます。
参考: パーソナルカラーとは(パーソナルカラー実務検定協会)

大根:2017年に人に対するパーソナルカラー診断を開始し、事業を進めている中で、ワンちゃんのパーソナルカラー診断があるということは知っていました。はじめは「飼い主さんの好きな色を選んであげればいいのかな」「いずれタイミングがあったらできればいいかな~」くらいにしか思っていませんでした。

ところが、ある日、AL仲間の「ドッグパーソナルカラー診断受けました!」という投稿を見たことがきっかけで、「ALを飼っている私がやらなければ誰がやるんだ!!」という想いに変わり、2023年5月にドッグパーソナルカラー診断の講座を受講。そのままの勢いで検定に合格し、ワンちゃん対象の事業も開始したという流れです。人間のパーソナルカラー診断に比べ、まだまだ浸透していませんが、これからの分野だと思っています。

上原:もともと色の知識があったからこそ、すぐにチャレンジできたというわけですね。現在どのようにサービスを提供しているのですか?

大根:インスタグラムなどSNSで画像を送っていただいての診断や、犬のオフ会などで対面診断を行っています。4シーズン診断だと、選べる色が限られてしまうので、人間のパーソナルカラー診断と同じように4シーズンをさらに細分化した12タイプカラー診断を行っています。

一番似合うファーストシーズンと2番目に似合うセカンドシーズンを決めることによって、飼い主さんが選べる色に幅を持たせています。飼い主さんたちからはとても喜んでいただいていると思っています。

実際にワンちゃんにスカーフをあてて診断してみると、その子、その子の、毛の色、瞳の色、鼻の色、毛の艶感、舌の色、耳の内側の色、模様のコントラスト、お顔立ちによって、同じ系統の色でも与える印象が全然違うんです。その子に合った色を選ぶと、みんな表情がいきいきとして可愛く見えます。逆にそこまで似合っていない色を選ぶと、毛艶が良く見えなかったり、なんとなく表情が暗く見えてしまったりするんです。

こちらは、アルバスとエプカにそれぞれ少し違った色のスカーフをあててみた写真です。いかがでしょうか?アルバスの場合は、①と②を比較すると、なんとなく①の方がアルバスに馴染んでいてダンディに見えます。②はスカーフが目立ち過ぎてしまっているように思います。

エプカの場合は、③と④を比較すると、似たようなピンクでありながら④はぼんやりとした印象に見えますが、③はきゅっと小顔に見えるのではないでしょうか。

アルバス①

アルバス➁

エプカ③

エプカ④

上原:確かにそうですね。スカーフの色がちょっと違うだけで印象が変わりますね。

大根:そうなんです。人間も犬も、同じ系統の肌や毛の色でも千差万別で、それぞれに合ったパーソナルカラーがあります。そうしたパーソナルカラーをアドバイスできればいいなと思っています。飼い主さんにとっても、ワンちゃんにはこれが似合うと思っていた色でも、実際は少し違っていたという新しい発見になると思います。

上原:飼い主さんもなんとなくはその子に似合う色似合わない色がわかると思うのですが、パーソナルカラーの理解によって、“なぜ”という部分がわかることで、これからの洋服やグッズ選びに面白みが増すと思います。特にALはカラーが豊富で個性あふれる犬種なので、パーソナルカラー診断は役立ちそうですね。

大根:ワンちゃんの服やリードは一着あたりのお値段が結構高かったりすることもあります。そういったときに買ってしまって失敗したということにならないよう、ドッグパーソナルカラー診断がお役に立てれば嬉しいです。

ALのオーナーさんはオシャレな方が多く、お洋服やリードもカスタマイズでオーダーされる方も多いと思います。似合う色、似合わない色を知ることにより、これまで以上に服やグッズの選択肢の幅を広げられたらいいなと思います。

上原:確かにALのオーナーさんはファッションへの感度が高い方が多いと思いますので、ドッグパーソナルカラー診断はピッタリのサービスかもしれませんね!

オフ会などのイベント以外で、ドッグパーソナルカラー診断はこちらのご自宅でも受けることができるのですか?

大根:基本的には自宅では人のパーソナルカラー診断がメインです。現在、ドッグパーソナルカラー診断については、お写真を送っていただいての画像診断やイベントでの対面診断となっています。
画像診断についてはその子に合ったカラーをご提案するレポートをお渡ししています。イベントでの簡易診断では、その子に合ったスカーフをあててお写真を撮影しプレゼントしたりしています。

上原:画像で診断できるのは遠方の方にとってもありがたいですね。ぜひALオーナーさんに体験して欲しいです。

レポートの一例

人のパーソナルカラー診断を行っている間は、アルバス君とエプカちゃんとふれあうことはできるのですか?

大根:犬好きのお客様には、診断が終わった後、アルバスとエプカとのふれあいタイムを設けています。

パーソナルカラー診断をしている間、2頭にはゲージの中で待っていてもらっています。ALは賢いので、お客様が来ると、自分から察してゲージに入っていきます。人間の行動を見て、先読みして動くのはALならではの特徴かもしれませんね。本当に助かっています。

上原:ALの啓蒙活動もしていただきありがとうございます!

大根:まだまだALを知らない方にALを知っていただけることは私もうれしいです。

上原:最後にこれからの目標や、ALオーナー様へ伝えたいことがありましたらお願いいたします。

大根:先ほど申し上げました通り、ドッグパーソナルカラー診断はまだまだメジャーではないので、色々な分野でコラボレーションしたり、イベントに参加したりしてより多くの方々に知っていただけるよう努めていきたいと思っています。そして、ワンちゃんと飼い主さんの愛情がさらに深まるようお役に立てればと思います。

上原:ALオーナーさんに伝えたいことはありますか?

大根:「仲良くしてください!!ドッグパーソナルカラー診断についてはオフ会などで体験してもらえると嬉しいです。」

<おわりに>

2頭のALと暮らす大根様。ALと暮らしていたからこそ、ご自身の得意分野を活かし、新たな取り組みに一歩踏み出せたのだと思います。

まだまだメジャーではないドッグパーソナルカラー診断。この記事をきっかけに、多くのALオーナー様に認知・体験していただき、これからの愛犬との生活に彩りを添えていただけたらと思います。

ご興味のある方は、インスタグラムからDMでお問合せしてみてください。

大根様のインスタグラムなどはこちら➡


※ニチイ学館の犬の繁殖・販売事業、グルーミング事業は、2024年3月1日を以て、レイクウッズガーデンへ承継されました。

教えてくれた人(この記事の投稿者)

上原

日本オーストラリアン・ラブラドゥードル協会 事務局

1991年生まれ。山梨県出身。サッカー、サイクリング、そしてオーストラリアン・ラブラドゥードルとの関わりを通じて人生が彩られている上原です。一般社団法人日本オーストラリアン・ラブラドゥードル協会の事務局として活動しており、オーストラリアン・ラブラドゥードルの魅力を広めるために、情報の発信やイベントの企画、啓蒙活動に携わっています。

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