オーストラリアン・ラブラドゥードル(以下、AL)を飼ってみたい。けれども、マンションに住んでいて、飼い犬のサイズに制限がある…という方も多いと思います。
ここでは、日本の家屋環境の関係から、よく質問いただくALのサイズについてご紹介します。初めて犬と暮らす方は、サイズによってどのようなライフスタイルの違いがあるのかも知りたいと思います。この記事で、ALのサイズ感や選び方などを確認していきましょう!
Contents
オーストラリアン・ラブラドゥードル 3種類のサイズ感は?
オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)のサイズには、小さい順にミニチュア、ミディアム、スタンダードの3種類があります。
犬のサイズの表現について
実際の大きさの説明に入る前に、まずは犬の大きさを表す際によく使われる用語をご説明します。既にご存じの方は、この項は飛ばしてください。
犬の体の大きさを表すときには、一般的に「体高」と「体長」という言葉が用いられます。以下の図に示すとおり、犬の「体高」とは、犬の縦の高さのことで、前足の付け根から首の後ろの高さを指します。また「体長」とは、犬の横の長さのことで、胸からお尻の先までの長さのことです。
【サイズの測り方】

オーストラリアン・ラブラドゥードルのサイズ3種類
それでは、オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)の3種類のサイズについて説明します。それぞれの体高や体長、おおよそのイメージは以下のとおりです。
■Miniature(ミニチュア)
体高:35cm~42cm程度
体長:約40cm〜
体重:7~12kg程度
ミニチュアという呼び名から、小型犬を想像されると思いますが、ALのミニチュアは柴犬くらいの大きさです。横に立つと、犬の顔が人の膝の位置かそれ以下くらいにきます。
■Medium(ミディアム)
体高:42cm~52cm程度
体長:約50cm〜
体重:13~20kg程度
ミニチュアを一回り大きくしたのがミディアムです。横に立つと、犬の顔が人の膝より上にきます。
■Standard(スタンダード)
体高:52cm~62cm程度
体長:約70cm〜
体重:23~30kg程度
おおよそ、ラブラドール・レトリバーくらいの大きさになります。横に立つと、犬の顔が人の腰下にきます。
ただし、あくまで生体ですので、小さめのミニチュアや、大きめのスタンダードもいますし、成長度合いによっては予想サイズに満たなかったり、逆にオーバーしてしまう子もいます。

オーストラリアン・ラブラドゥードル 希望サイズの子犬を見つける方法
オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)の希望のサイズの子犬に出会う、またはそのサイズに成長する可能性のある子犬を見つけるヒントをご紹介します。
最も重要なポイントは、両親犬のサイズです。小さい親からは小さな子が生まれ、大きな親からは大きな子が生まれる可能性が高くなります。
実際に、ALマッチングサイト(※)には、親犬の情報が掲載されており(以下の図 赤枠内)、サイズ選びの参考にすることができます。ただし、あくまで生体ですので、子犬が必ずその通りに成長するとは限りませんので、ご了承ください。

※ALマッチングサイト:レイクウッズガーデンが運営するALの抽選販売サイト。閲覧には無料の会員登録が必要です。ALマッチングサイトのご登録はこちらから
オーストラリアン・ラブラドゥードル サイズによる性格やライフスタイルの違い
オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)は、サイズによって性格の傾向や飼育費用、遊び方、運動量などが異なるため、飼い主の生活にも変化が生じます。具体的な違いについて、以下でご説明します。
性格の違い
一般的に、大きい子の方が賢く落ち着いていることが多いです。使役犬(セラピー犬や介助犬)としての活躍を計画するなら、大きいサイズをおすすめします。もちろん小さくても大人しい子はいますが、比較的やんちゃな子が多い印象です。
飼育費用の違い
フードやグッズの費用は、体の大きい子の方がかかります。その他にも、動物病院でもらうお薬も体重により量が違うため、大きいほうがたくさん必要です。トリミング費用も、多くのサロンで体格の大きい子の方が高い値段設定になっています。
遊び場の制限の違い
体の大きな犬は、遊べる場所が制限されることがあります。日本は住宅事情の関係で小型犬が多く、商業施設などに併設されているドッグランなどは、小型犬限定のところも多く見られます。
ただし、ALはミニチュアサイズでも柴犬くらの大きさがありますので、あるミニチュアサイズのALのオーナーさんは、「屋内の小型犬ドッグランに入ることはできますが、小さな子達と遊ぶのは気を使うので、近くの屋外ドッグランか、ロングリード(30m)を使って遊ぶことが多いです」とお話しされていました。
ドッグスポーツ・遊び方の違い
大きめのサイズの子は、ドッグスポーツや引っ張りっこなど、人と一緒に体を動かして遊ぶことが得意です。ドックスポーツの具体例としては、飼い主が投げたフリスピーを愛犬がキャッチするディスクドッグや、さまざまな障害物をクリアするアジリティなどがあります。
ちなみにフリスビーは飼い主の投げ方にもコツが要るようで、ALと一緒に、日々練習に励むオーナーさんもいらっしゃいます!
運動量の違い
サイズの違いは、毎日の散歩の量にも関係してきます。
お散歩は、30分ほどの散歩をできれば1日2回行うのが理想的ですが、やはり、大きい子の方が運動量は必要となります。スタンダードサイズになると毎日、朝晩合計で10キロ以上散歩されているオーナーさんもいらっしゃいます。
オーストラリアン・ラブラドゥードル サイズ3種 まとめ
ここまでオーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)のサイズと、サイズ別の様々な違いについてご説明しました。
サイズの選択は、ライフスタイルの選択と言っても過言ではありません。今回の記事を、ぜひALのサイズ選びのヒントにしていただけたらと思います!





