
みなさんはオーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)と水遊びをしたことがありますか?ふわふわもこもこの見た目から、水遊びはちょっと…と思うかもしれませんが、ALは先祖に水猟犬のプードルと水が好きなラブラドールが入っているため、水遊びが好きな子も多いのです!楽しく安全に水遊びをするための装備や注意点を、ニチイ学館社員犬の元担当トレーナーであり、10歳のALと暮らす岡野がご紹介します。
Contents
ALと水遊び!どんな遊び方がある?
みなさんは犬と水遊びをするとき、海や川、プールなどで泳がせることをまず思い浮かべるでしょう。
しかし、ALと一緒に楽しめる水遊びはそれだけではありません。
- 沢登り
- ラフティング
- カヌー
- ドッグSUP
など、犬と一緒に体を動かすアクティビティも多く存在します。
この中でもおすすめなのがドッグSUP。
ドッグSUP(Stand Up Paddleboarding)は、大きなサーフボードのような形の専用ボードに犬と一緒に乗って、パドルを使って水上を進んで行くアクティビティです。
専用ボードは浮力が大きいので簡単に立つことができ、性別や年齢を問わず初心者でもすぐに楽しむことができます。
飼い主と犬が一体となって楽しむことができるため、絆を深める絶好の機会となり、また、水上で過ごす愛犬との静かな時間はリラックス効果が期待でき、お互いのストレス解消にも役立ちます。
これは、海だけでなく湖などでも体験することが可能で、初心者向けの体験会も数多く開催されているため、一度体験してみることをおすすめします!

今回、ドッグSUPを初めて体験したアンディファミリーにお話を伺いました。
アンディくんを初めてプールに連れて行った際、スイスイと泳ぐ姿を見てSUPに挑戦することを決めたそうです。
最初は湖にドキドキしていたアンディくんも、慣れるとパパとママのボードの間を泳いで行ったり来たりするなど、楽しんでいたようです。これからもっと慣れてくると、ボードの前方に立って景色を楽しむこともできるようになるかもしれません。アンディくんの成長が楽しみですね!
ALとの水遊びは、多様なアクティビティがあり、犬も人も楽しめる素晴らしい体験です。
興味がある方はぜひ挑戦してみてください!
ALと水遊びするために必要な装備
楽しく安全に水遊びをするには、以下の装備が必要です。
☆ラッシュガード
ラッシュガードを着ることには以下のメリットがあります。
- 汚れ防止
- けが防止
- 日焼け防止
- 保温効果
犬の被毛は濡れると皮膚を守る機能が低下するため、水辺で遊ぶ際には岩場で怪我をする可能性があります。
また、長時間水に濡れた状態でいると体が冷えすぎることもあるため、保温効果のあるラッシュガードを着ることで体温低下を防ぐことが出来ます。

☆ライフジャケット
犬と言えば犬かき!泳ぐのが得意なイメージがありますよね。
しかし、意外と思うかもしれませんが、実は教えてもらわなければ泳げない犬もいます。
泳げない子や怖がる子をいきなり水に入れると溺れてしまうリスクがありますが、ライフジャケットを着用すると浮力が増し、初めての子でもスムーズに泳げるようになります。
更に、水面より顔が上に上がるので、大量に水を飲みこんでしまうことを防げます。
水を大量に飲んでしまうと、水中毒(低ナトリウム血症)という命の危険にかかわる病気のリスクが上がります。
愛犬の命を守るためにも、ライフジャケットの着用を強くおすすめします。

☆サングラス
水面の反射による紫外線から目を守るため、長時間遊ぶ場合は犬用サングラスの着用をおすすめします。
紫外線は目の炎症や白内障の原因となるため、なるべく防いであげましょう。
サングラスの着用練習についてはこちらをご覧ください。

ALと水遊びする際に気を付けたいこと
☆水中毒に注意
水中毒とは、 【低ナトリウム血症】という病気のことを指します。
短時間での水分の取り過ぎにより体内のミネラルバランスが崩れ、特にナトリウムの濃度が低下することで、神経や筋肉など様々な細胞の働きが妨げられた結果、中毒症状が出ます。
プールや川、湖などで泳いでいる時に水を大量に飲んでしまうことにより発症します。
水中毒の症状は軽度の場合は、以下の症状となります。
- 元気がなく無気力になる
- ふらつきなどの運動失調
- よだれを垂らす
- 腹部膨満
- 嘔吐など
重度の場合は、以下の症状となります。
- 全身の力が抜けてしまう虚脱状態
- 呼吸困難
- 意識の低下や昏睡
- けいれん発作など
上記の症状が現れた場合は命に関わることもあるため、すぐに動物病院で点滴によるナトリウム補充などの治療が必要となります。
水中毒は急速に進行し、命の危機がある危険な病気です。
水遊び中や、大量に水を飲んだ後は愛犬の体調に異常が見られないか、よく観察することが重要です。
☆熱中症に注意
水辺でも炎天下で遊び続けると熱中症のリスクが上昇します。
熱中症の症状はパンティング(激しい口呼吸)、心拍数の増加、体が熱くなる、口の中や舌の色が赤くなる、よだれが多くなる、動きたがらないなどの軽度のものから、ぐったりする、チアノーゼ(口の中や舌が青紫色になる)、嘔吐や下痢など重度のものまで様々です。
水中毒の予防と同じく、意識的に日陰で適度な休憩を取るようにし、水分補給をさせることが大切です。
熱中症について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
☆ノミ・マダニに注意!
毎月のノミ・マダニ予防をしていても、山や川などに行くと愛犬の体に付着することがあります。
ノミ・マダニ対策としては、以下の方法があります。
- ラッシュガードの着用
ラッシュガードを着用すると体表の大部分を隠すことが出来るので、害虫が付着する範囲を狭めることが出来る。 - 忌避スプレーの使用
忌避スプレーを事前にお腹や体表にスプレーすることによりマダニの付着を防ぐことが出来る。
普段の予防+上記の対策をし、家にノミ・マダニを連れて帰らないようにしましょう。

☆日焼け対策をしよう!
シングルコートであるALは紫外線の影響を受けやすく、特に色の淡いALは色の濃いALよりも注意が必要です。
犬の日焼けリスクが高い箇所は、鼻まわり、お腹など被毛が薄いところです。
ラッシュガードを着用して体はカバーし、鼻まわりやお腹などは犬用の日焼け止めや赤ちゃん用の低刺激日焼け止めクリームを塗ることにより対策することをおすすめします。

☆水遊び前はブラッシングが大切!
水遊びの前にはブラッシングをして、毛玉が無い状態にしてから遊びましょう。
ALの柔らかな毛が絡まったまま遊ぶと、よりもつれが増して大変なことになります。
しっかりとブラッシングをして毛玉を除去してからラッシュガードやライフジャケットを着用することをおすすめします。
また、濡れた後はタオルでゴシゴシ拭いてしまうと摩擦により毛玉が出来てしまうので、水分を吸い取るようにポンポンと拭いてあげることが大切です。
☆指間炎に注意!
濡れた後はしっかりと乾かさないと毛玉になるだけでなく、湿気で蒸れて炎症になることもあります。
特に肉球の間は水分が残りやすいため注意が必要です。
手袋型のマイクロファイバータオルを使用すると、足裏を乾かしやすくなるのでおすすめです。

ALの水遊び!必要な装備と気を付けたいこと まとめ
ALと楽しく水遊びをするのに必要な装備と気を付けたいことを紹介いたしました。
今回の記事だけでなく、ALと夏の対策の記事も一緒にご覧いただき、愛犬と一緒に素敵な夏を満喫しましょう!
